今回はPlay With Fire(Feat. Yacht Money)の1/2サイズ、ミニチュア衣装を作りました。
ケープの土台を作ります。
動画を見ていると彼がケープを取るシーンで右肩に左手をかけて一気に外すのが分かります。
引用元 YouTube
それで私は右肩に簡単に取れるような開きのある仕様だと思いました。(前中心のボタン開きは飾りです)
引用元 YouTube
それで右肩にマジックテープ(Velcro)を付け開くようにしたのですが、後からこの写真を見ると両肩が開いていたようです…。左肩も開けられるようになっています。
その時のダンスの体勢でどちらでも外せるようになっていたようですね🥲こうやって作ってから分かることもたくさんあります。
というわけで工程を紹介します。
工程
- 前見頃と後ろ見頃を別々に縫う、ボタンホール開け
- 肩に乗せるシフォンジョーゼットのマント部分をボディに当ててドレーピング
- 2.を左肩のみ挟んで前後の肩を縫う
- 右肩の開きを作りマジックテープ(Velcro)を付ける
- 衿を付ける
- 衿ぐりと前中心にブレードを付ける
- ボタン付け
- 肩章と前のチェーンを付ける
前見頃です。前中心のボタンホールを開けました。
このケープの肩を縫いたいところですが、土台の肩にヒラヒラのシフォンジョーゼットを挟みます。まずボディの背中に当てて型取りしていきます。
このシフォンジョーゼットの部分。マントのような形のものです。
肩のドレープは0、裾は布の分量がとても多いです。
引用元 YouTube
この生地がどのような地の目を使われているか、がとても重要です…
この衣装スタッフさんがどうやってこのドレープを出したかよく考えました🤔
地の目(grain line) を脇に通して紫の線まで赤の矢印を順番に少しずつ切り開きます。この時後ろ中心はバイアスになります(黄色の線)
紫の線はまっすぐになるので、切った端がきれいにまっすぐになります。動画を見ると端がヒラヒラと伸びていないし、背中心の裾がきれいに落ちているので、この地の目(grain line) だと確信しました。
これをボディの肩に当ててボリュームとドレープの感じを見ます。
肩は0、裾はたくさんボリュームが出たと思います。これをケープの肩に縫いつけて裾をカットしていきます。
続く