リフォーム講座

【簡単な直し方】2 パンツのウエスト詰め 前編

リフォーム講座

パンツのウエストを詰めてみます。

今回はパンツのベルトは

  • 表ベルト
  • 見返しベルト
  • ベルト通し

の付いているものです。

工程はこんな感じです。

  1. 何センチカットするかを決める
  2. ベルトのステッチ、ベルト通しのステッチをほどく
  3. 表ベルトとパンツが縫ってある糸をほどく
  4. 後ろ中心を詰める分だけ縫う(2度縫いする)元の縫い目をほどく
  5. ベルト、見返しの後ろ中心をつまんで詰める分だけ縫う
  6. 余分な縫い代があれば切り落とす
  7. パンツ、ベルト、見返しの縫ったところをアイロンで割る
  8. ベルト通しを元どおりにつける
  9. 見返しにネームタグが付いていたら元どおりにつける
  10. パンツと表ベルト、表ベルトと見返しのほどいたところを縫い合わせる
  11. 見返しと表ベルトをステッチでたたく
  12. ベルト通しを元どおりにつける
  • 前回の裾上げよりは工程が多く少し難しいですが、直す前の縫い方を写真に撮っておくと安心です。
  • ⚠️注意点は

    ベルト通しをつけ忘れない

    ベルトを切る時は縫い代を付けるのを忘れない

    表ベルトと見返しのステッチが外れないようにする

    このくらいでしょうか。

    直す前の写真です。

    1.何センチ詰めるかを決める

    黄色の点線内を詰めます。ここでは全体で5センチ(右見頃、左見頃で各2.5センチ)を詰めようと思います。

    2.ベルトのステッチ、ベルト通しのステッチをほどく

    ベルト通しの上部のステッチをほどく

    ほどくのに1番適した道具は目打ちです!おすすめします😊

    ハサミで切ると生地を切ってしまう恐れもあり、何度も糸を切るので時間もかかります。あちこちに残った糸の切りくずを抜くのも大変です。

    目打ちなら糸が切れるまで引っ張って抜くので生地を痛める心配があまりありません。糸調子の悪い縫い目だと、1本引くだけで簡単にほどけることもよくあります。

    ベルト通しのステッチを裏からほどいていきます。

    ベルト通しは2度縫ってあるのでどちらもほどきます。

    (赤いラインのついた方は見返しです)

    表ベルトと見返しを縫ってあるステッチをほどきます。目打ちで糸目をすくって引っぱります。この時、生地の糸を一緒に引かないようにしてください。

    ベルト通しの上部、見返しがほどけました。

    裏から、ベルト通しの下部のステッチをほどきます。

    3. ベルトとパンツが縫ってある糸をほどく

    次に表ベルトとパンツの縫い合わせである糸をほどきます。

    ベルトをめくった裏です。

    ベルトの後ろ中心見返しにブランドネームタグが付いているものは、外しておきます。

    4. 後ろ中心を詰める分だけ縫う(2度縫いする)

    後ろ中心からお尻の辺りまで、自然になるように、縫い詰めます。

    あらかじめチャコで線を引いておくと縫いやすいです。

    お尻の部分は力がかかるので、2度縫いをします。

    後ろ中心を詰める分(半分にして2.5cm)だけ縫います(2度縫いする)

    5. ベルト、見返しの後ろ中心をつまんで詰める分だけ縫う

    パンツの後ろ中心が縫えたら、次は表ベルト、見返しも同じ寸法縫い詰めます。

    まず表ベルトと見返しが縫われているベルト上部もほどいておきます。赤の点線部分です。だいたいカットする寸法の3倍くらいをほどきます。ここでは15センチくらいです。中心から左右7.5センチです。

    表ベルトを後ろ中心で二つ折りにして詰める分だけ縫います。

    5センチを詰めるなら、縫うところは二つ折りにして半分の2.5センチになります。

    縫い代を少し多めに残してカットします。

    (またウエストを出すかもしれない時は多めに)

    見返しも同寸カット。切り落とします。この様な感じになります。

    6. パンツ、ベルト、見返しの縫ったところ をアイロンで割る

    アイロンで割りました。

    続きは次回です。

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